BEAMS(the Biosphere model integrating Eco-physiological And Mechanistic)は植物の生長に対する環境ストレス、二酸化炭素収支を衛星データや気候データを用いて算出するモデルです。このモデルに利用する全球規模の衛星データや気候データの量は膨大かつさまざまな研究機関から提供されていることからGEO Gridではデータグリッド技術により、分散したデータの管理を容易にする技術を開発しています。また、シミュレーション結果に対しては、現地観測結果を用いた推定精度の評価が不可欠です。しかし、現地観測結果は現地で観測を行っている研究者の資産であることから、一般には容易にアクセスしにくいといった問題があります。これに対し、GEO Gridではグリッドセキュリティ技術を提供することにより、より容易(セキュア)にデータを公開可能とする環境を提供し、モデルの検証にも利用することを計画しています。さらに、このモデルは膨大な計算を要することから、グリッドコンピューティング技術による高速化の環境を現在構築中であり、結果的にこれまで以上の時空間分解能による計算を可能とし、より高精度な推定を可能とします(下図構成図参照)。




